2016-09-09(Fri)

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見落としてはならない背中・腰の痛みを起こす病態。
急性の圧迫徴候をともなう骨の病態や骨髄AVM破裂が要因のクモ膜下出血、膿胸、感染性心内膜炎、胆嚢炎、総胆管の結石、急性膵臓炎、腎盂腎炎、大動脈解離、腹部大動脈瘤、腎梗塞、急性の溶血反応が可能性があります。外科的疾患の中で見誤ってはいけないのは脊髄圧迫を伴うものであります。
脊髄の圧迫は膀胱直腸障害で鑑別するといい。しびれていどでは根症状の起こっている割合が高い。
麻痺の現れているときでは腰部の疼痛が主訴にならない。
突然の手術になるのは脊髄圧迫からの脊髄の損傷又は馬尾神経症候群、腹部大動脈破裂と急性大動脈破裂(きゅうせいだいどうみゃくはれつ)がある。通常では腰背部痛は内科学的疾患を見そんじないように気を配れば好い。整形外科的な疾患ならば過去の病歴(急性・慢性)や可動域制限(制限が無いケースでも痛みが変化するのかなど)、骨叩打痛、ラセーグ徴候、X線などをみれば判断がつくことが多くある。さらに、外科的な疾患ならば発熱、寒気などは原則として無い。
No.51
緊急性は無いものの注意するべき病気
悪性新生物の骨への転移や腸腰筋の膿瘍、椎間板ヘルニア、椎骨の圧迫骨折、脊柱管狭窄症、があげられる。
上下の椎体同士が接触し、後根神経節を噛んでとても強烈な振動痛や夜の痛みが発生する椎間孔の狭窄もこのごろ注目されている。
No.52
神経学的診察
背骨、脊髄疾患が想定された状況は神経学の検査の経験を利用して解剖学的な診断やエックス線やMRIを実施する必要がある。
脚への広がる疼痛が出ているときでは、椎間板の障害が疑わしくなる。
椎間板の障害は9割ていどがL4・L5椎間板か腰椎5番・仙骨1番椎間板に出るとされている。背骨・脊髄の解剖的な特質からL4・L5椎間板の障害ならばL5のみの障害かL5とS1の障害が予想され、腰椎5番・仙骨1番椎間板の異常仙骨1番だけの症状となり.ます。障害された神経根を探すには筋力(きんりょく)、反射(はんしゃ)、知覚(ちかく)などテストする必用があります。
No.53
反射
膝蓋腱反射:腰椎4番神経根が関係している。この神経が低下すれば腰椎4番機能障害などを疑う。
アキレス腱反射、S1神経根が関係している。
この神経が機能低下すれば仙骨1番機能障害などを疑う。
No.54
知覚
L4。脛骨(すね)の内側。
腰椎5番、脛骨稜(すね)の外側。
第1指と第2指の間。
S1。足裏、外果の下。
No.55
筋力
L4。足首の関節の内反と背屈。
L5。足の指の背屈。
S1。足首関節の外反と底屈、足趾底屈。
これらのような神経学検査にて解剖学的判断をすることが可能になります。より定性的なテスト方法として根症状を診る誘発テストなどもあります。もっとも使用されているのがラセーグテスト(ストレート・レッグ・レイズ・テスト)と言われているもので仰向けの姿勢で膝関節を伸ばした状態にして下肢を挙上する。
お尻~膝の下に痛みを発現したら腰椎5番,S1の神経根症状が存在するということです。持ち上げた脚の反対側が痛みがでる事がありCrossed SLRといわれます。FNS診断といわれているものもあり腹ばいの姿位で膝を屈曲し脚を持ち上げるテスト方法。
L3,L4の神経根が障害されていると大腿の前面に痛みが見られる。
No.56
鑑別診断
下肢の放散痛を認める状況も椎間板ヘルニア以外の疾患を念頭に置く必要があります。
可能性を疑う場所として骨盤や股関節である。股関節の病態のケースは股関節が外旋拘縮する時大半、仰臥位で内旋障害が出るケースが多い。
骨盤の疾患、特に仙腸骨関節を診るにはニュートン・検査が有用です。
この検査法仰向けで腸骨を左右の後方へ圧迫し、恥骨を後方へ圧迫する、さらに腹這いで仙骨を圧迫するというものである。
疼痛が感じられたら異常ありで仙骨の病気が疑うことができる。
No.57
治療
レントゲンやCTやMRIで確定診断が着いた場合は手術の対応などが考慮されるが、急性腰痛症だけの判断の時は以下の方法が考えられる。基本的には筋肉を鍛えて、痛みに耐えるようにすること以外対処法がなく、サポートをすること以外にできることはない。 動かないようにしていれば体の備えている自然治癒により21日間ほど-3ヶ月以内に自然に好くなるケースが大多数である。だけれども、安静にしていられず治らないうちに労働などを再開してしまう再度発症してその後慢性腰痛にしてしまう場合も普通にある。
外科手術が必須なのは重い症状の椎間板の異常(下半身の感覚の麻痺や運動麻痺の重度のもの)や悪性新生物がある場合にです。
激しい疼痛の「急性腰痛症」であるが為に、治療法・施術には安静にして経過をみるか、鎮痛剤+安静+湿布(パラセタモール、非ステロイド性抗炎症薬)といったくらいで消極的な対処方法が普通である。




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